振り返れば異音と違和感がありました。どの部屋もガラス窓は閉まっているのに水が垂れていたり、床に水たまりができていたり、不思議なことがありました。また真夜中に羽音が響くため何度も目覚めた記憶があります。それでも気のせいだと思い真剣には考えてこなかったのですが、ついに被害が出たことで原因が判明しました。
それは蜂が屋根裏に巨大な巣を作ったため、天井に穴が開き雨漏りしていました。まさか原因が蜂だと思わずに過ごしていましたが、調べてみるとゾッとするような状況になっていました。調査を依頼したのは地元で活躍する専門業者です。すぐに見てもらいたかったので、自宅から近い業者を選びました。
業者は2名で自宅を訪問し、早速現場を確認しました。屋根を調べると蜂の巣に気づき、まずは蜂退治を行うことになりました。蜂の巣駆除は専門の道具が必要になるため、それだけに作業は一日を要しました。巣が完全に取り除かれたため、翌日は雨漏りの状態を確認しました。
調べてみると事態は深刻で、蜂から出る唾液やフンにより、一部は腐食して抜け落ちる寸前でした。そのため屋根と柱の一部を取り替えることになりました。取り替え後に下地処理を行い、雨漏りしないよう対策を講じました。また蜂が再び巣を作らないよう入口を封じた後は、住宅全体の亀裂チェックを行いました。
全ての問題が解決されて、ようやく終了となりましたが、思ったよりも大規模な工事となりました。